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2014.02.21 (Fri)

みちよノート171


H26.2.22(土)
No,171

りんごの剪定
 2014年が始まったかと思ったら、もう2月も終りです。皆様お元気ですしょうか。先日の大雪では、雪に慣れていない関東地方の方ですと大変だったと思います。宅急便等の物流は、3、4日ほど動いていなかったようです。鰺ヶ沢は、去年、一昨年の豪雪に比べると、今年は雪は少なく、吹雪く日は数えるほどと、穏やかな冬です。ですから、りんごの剪定作業は、どこの園地も進んでいます。
 1月、2月と剪定の講習会に何回も出て、勉強しています。剪定という作業は、りんごづくりでは、とても重要な作業です。剪定と並んで、大切な作業に実すぐり作業がありますが、剪定講師がおしゃった「実すぐりで、りんごは死ぬことはないが、剪定は、りんごを生かすこともできるし、殺すこともできる」という言葉に、剪定=木を切ることの重大さを改めて感じました。私は、剪定を始めてまだ3年です。それもわい化のみです。昨年までは、どうなるのかも分からず、ただ、切らなければならないと思いやっていましたが、3年経つと自分が切った枝が、こうなったんだと、少し見えて来ました。りんごの枝は、最低3年かけて育て行きます。今年切った枝は、そして今年残した枝は、3年後にどうなって行くのか楽しみです。自分が思い描いたような木に変わって行くのは、剪定の醍醐味です。雪焼けしないように、顔を覆い頑張ります。
 
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2014.01.26 (Sun)

みちよノート170


H26.1.26(日)
No,170


明けましておめでとうございます
 今年は、年賀状が出せませんでした。不幸があった訳ではありません。毎年暮れは、猫の手もかりたいほどの忙しさで、その中で年賀状を書くのは、私にとってとても負担だったということに気づいたからです。まして今年は、人手もなく大変になることは、予想できましたので、控えさせて頂きました。失礼とは、思いますが、新年の挨拶を書かせて頂きます。新年明けましておめでとうございます。昨年は、たくさんの方にお支え頂きましたこと、心より感謝申し上げます。本年もどうぞ、宜しくお願い致します。
 さて、鰺ヶ沢は、昨日から雨になりました。この時期、北国で雨が降ることは、考えられません。去年、一昨年の豪雪が嘘のように、雪は少ないです。天候に不安を感じる出発となりましたが、「雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ夏ノアツサニモマケヌ・・・」よう、生きられたらと思います。
23:06  |  未分類  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2013.12.27 (Fri)

みちよノート169


H25.12.22(日)
No,169


今年を振り返り
一年過ぎるのが、あっという間に感じます。今年も皆様に支えていただきましたことに、心より感謝申し上げます。来年も平和な一年でありますように、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
さて、我が家は今年大きな節目の年となりました。それは、父と母が引退し、明彦さんと二人でやっていくことになったからです。今まで考えていたことを試すこともできました。結果、良かったことも、良くなかったことも、経験として、これからの糧になった一年だったと思います。
ただ、自分の目指す方向は、見えてきたように思います。一言でいうと、「自然循環型農業」です。その世界は、無農薬とか有機農業とかに、こだわったものでは、ないような気がしています。無農薬の作物は、農薬を使わなければできますし、有機農業は、有機資材を使って作ることは可能なのです。今まで、ずっとどうしたら、無農薬が可能かとか、有機農業とは何かとか、そんなことを考えてきました。具体的には、どうしたら、農薬をかけなくてりんごが作れるかとか、よい堆肥を作るにはどうしたら良いかとかです。しかし、それでは、いつまでたっても私の目指す世界は無理だと思いました。ふんわりと思うことは、自然に負荷をかけない、全てがバランス良く回っていくそんな感じです。そこは、作物にとって居心地のよい畑や田んぼのような気がします。
今年は、天候が災いしてか、全ての作物で最低収量をなり、落胆した時もありました。しかし、わずかながら良かったこともありました。何十年も食べ続けた皆様でしたら、食べて何かお感じになったことはなかったでしょうか。もしあったら、私に教えてください。それが、何かのヒントになるかもしれないからです。作物は、放任では育ちません。植えたという責任上、何らかのお世話が必要になります。どうしたら、作物にとって心地よい場所になるのか、その手がけ方を模索しています。来年も試練の年になると思いますが、できると信じて、一度しかない人生を楽しみたいと思います。
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2013.12.27 (Fri)

みちよノート168


H25.11.27(水)
No,168

暗中模索と信念
 寒くなりましたが、皆様お変わりありませんか。鰺ヶ沢は、雪が降ったり、雨が降ったりと天候には、随分苦戦しています。去年、収穫できなかった小豆の二の舞は踏みたくないと、雨の切れ間をみては、小豆や豆類を脱粒しています。後は、山の大豆の収穫と、長芋掘り、畑や機械の片付けですが、雪がふるので、大変なのです。
 今年は、何をやってもだめな年なのか、りんご、お米、野菜、全てが、最低収量となりました。あまりの少なさに愕然としています。原因は、2つあると考えられます。一つ目は、基本的に無施肥にしたことです。まだ、農業に入って10数年ですが、小結論として今思うことは、そこの畑やたんぼの中で全てが循環していくと、無農薬、自然的栽培が可能になるのではないかということです。ですから、他から持ってくることは極力さけ、どうやったらそこの中だけで回っていくかを考えています。普通は、肥料で大きくなる、肥料をやらないと量が穫れないと考えますので、施肥をします。私は、そこに大きな疑問を感じています。なぜなら、森は、他から肥料を持ってきて大きくはなっていないからです。昨年、暗中模索の中登った白神山地から得たこことは、これだったと思います。なぜ、病気が大発生して山が朽ちることはないのか、なぜ、虫が大発生して葉っぱが枯れ落ちることはないのか、それは、他から持ち込むことなく、一切そこで生まれ、死に無駄にならずに、再生するという極めてバランスのよい循環があるからです。それを可能にしているのは、ゆっくりとした長い年月です。ただ人間の寿命は限られていますので、実は、そんなに長い間待ってはいられないのが、実状です。しかし、少しでも近づけることが、無農薬のりんごやお米を作る一歩になるのではと思っています。
 二つ目は、天候です。今年の天候は、やったこと全て裏目に出ました。経験不足です。しかし、良い経験になりました。(こうやって何もわからずに一生を終えるのかなと思うこともあります。今のやり方が間違っていると誰も否定することはできません。でも、生活できなかったら、何のための無農薬かと自問自答しています。)
 しかし、今私にできることは、信念を貫くことだと思っています。いつか、実る日が来ることを祈って。
良いこともありました。りんごの香りがとてもよいこと、お米は、実が詰まっていて、一粒一粒はとても良いこと、人参は、割れは少なく、香りよく、密度の濃い人参だったこと、お豆は、虫食いはなく、きれいだったことなどです。
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2013.12.27 (Fri)

みちよノート167


H25.10.27(日)
No,167

暗中模索
 台風の多い年です。今回は、避けてくれて助かりました。鰺ヶ沢は、寒くなり、朝晩ストーブをつけています。皆様、お元気でしょうか。今月の発送が、送れましたこと、お詫び申し上げます。10月の天候は、雨が降ったり、止んだりと、お天気が続かず、仕事が遅れました。特に、お米は、刈り取りもままならず、やっと、はさがけを終えることができました。しかし、連日の雨でまだ、半分以上脱穀ができずにおります。今日も雨でしたので、また、2、3日は、できません。本当にお天気が続くことを祈るばかりです。
 今年は、何をやってもだめな年なのか、りんご、お米、野菜、全てが、最低収量となりました。あまりの少なさに愕然としています。原因は、2つあると考えられます。一つ目は、基本的に無施肥にしたことです。まだ、農業に入って10数年ですが、小結論として今思うことは、そこの畑やたんぼの中で全てが循環していくと、無農薬、自然的栽培が可能になるのではないかということです。ですから、他から持ってくることは極力さけ、どうやったらそこの中だけで回っていくかを考えています。普通は、肥料で大きくなる、肥料をやらないと量が穫れないと考えますので、施肥をします。私は、そこに大きな疑問を感じています。なぜなら、森は、他から肥料を持ってきて大きくはなっていないからです。昨年、暗中模索の中登った白神山地から得たこことは、これだったと思います。なぜ、病気が大発生して山が朽ちることはないのか、なぜ、虫が大発生して葉っぱが枯れ落ちることはないのか、それは、他から持ち込むことなく、一切そこで生まれ、死に無駄にならずに、再生するという極めてバランスのよい循環があるからです。それを可能にしているのは、ゆっくりとした長い年月です。ただ人間の寿命は限られていますので、実は、そんなに長い間待ってはいられないのが、実状です。しかし、少しでも近づけることが、無農薬のりんごやお米を作る一歩になるのではと思っています。
 二つ目は、天候です。今年の天候は、やったこと全て裏目に出ました。経験不足です。しかし、良い経験になりました。(こうやって何もわからずに一生を終えるのかなと思うこともあります。今のやり方が間違っていると誰も否定することはできません。でも、生活できなかったら、何のための無農薬かと自問自答しています。)
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