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2010.08.05 (Thu)

みちよノート


H22.7.26(月)
No,128

「山形に行って来ました」
 6月下旬、山形の佐藤さんの田んぼの見学に行ってきました。田んぼを裸足でこいできました。トロトロでやわらかい土。深い。いろいろな草、でも、じゃまにならない。たくさんの生き物、みな共生している。雨なのにとんぼがいっぱいいた。素晴らしい田んぼです。今年は、除草機を3回押したそうです。これで終わるそうです。稲の分けつは、充分。色は、濃くないやさしい緑色。これが、肥料もやらずに、除草機を3回押しただけの田んぼなのか。もう10年以上もひえや草をとっていません。
数年前から山形大学が調査に入って、いろいろなことがわかってきているそうです。佐藤さんの田んぼは、水の中に溶けている酸素の量が、普通は8%ほどなのが、20%もあるそうです。稲の色は、ほぼ一定、普通は、肥料がきれると濃い緑から黄緑に変わります。
どうして、肥料がいらないのか、それは、様々な生き物がそこにいるからです。これらの生き物たちが命を生み出し、土に帰り、また新しい命が生まれ、その繰り返しで循環される素晴らしい世界がこの稲を大きくしているのです。そして、全てを受け入れる佐藤さんの姿勢。だから、こんな田んぼができるんだ。改めて、すごいと思いました。私もがんばるぞ!!

農作業状況
 りんごは、袋掛けが終わり、よい状態で育っています。去年の黒星病の状況からすると、信じられません。
本当にありがたいです。草の状態もよい感じです。長く伸びる草だけかまで刈ろうと思います。草の中で土がどう変わってくるのか楽しみです。秋、袋はぎの前に刈りします。
 ながいもは、支柱、ネットをはり、草取りした後、藁を敷いたら、風にそよそよゆられて、とても気持ちよさそうです。津軽弁で、こういう意味合いを「あずまし~」と言います。
 今日から、じゃがいもの草とり斑とすいか出荷斑に分かれての作業となります。それが終わったら、田んぼに入って、人参の草取りをして、秋をむかえます。

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2010.02.14 (Sun)

買っていただくことの難しさ

大半の農家は、作った農産物を農協か市場に持っていき、売ります。今は、インターネットや直販、直売も盛んになりましたので、そういう所を通さない方もいます。が、圧倒的に前者が多いようです。
我が農園は、無農薬に切り替えた時から、「提携」の理念に賛同していただける消費者の方を求め、そういう方に農産物を購入してもらっています。また、最近は、自然食品のお店などにも販売しています。このような販売の仕方は、とてもやり甲斐のある仕事であるという反面、自分で農作物を売らなければいけないという厳しい面もあります。今ファミリーファームでは、そのような仕事は、営業担当の私が一人でやります。農作業をしながらの営業活動は、農作物が少ないときは、まだよいのですが(あんまりなくても困ります)、豊作でたくさんある時は、何とか売らなければいけない、あまったらどうしようと、ストレスがどんどんたまっていきます。ああでもない、こうでもない、これがだめなら、次はこれと色々考え、だんだんと落ち込んでいくのですが、こうしちゃいられんと2、3日後には復活しているのが私です。黙っていても始まらない。とにかく行動。そんなこんなしているうちに、助けてくれる人も現れて、なんとか今までこれたかなといった感じです。
そんな時大事なのが、情報です。私たちはこんな農家で、このようにして作物を育てています。今、この作物があります。といった情報をこまめに発信することです。相手はわかっているだろうと高をくくると思わぬしっぺ返しが来ます。これは、自分の甘え、傲慢であって、いつになっても、わかってもらうよう努力することは大切です。
これからも自分で作ったものは、自分で売っていくつもりです。買っていただくための努力を惜しまず、買っていただいた方への感謝を忘れず、決して傲慢にならぬよう、心がけたいと思います。
00:10  |  日記  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2010.01.22 (Fri)

みちよノート122


H21.12.22(金)
No,122.


「就農10年目」
 
2010年がスタートしました。長引く不況、異常気象など先行き不安の年明けとなりました。暖冬と言われた今年の予報でしたが、元旦から大雪、連日の寒波で、毎日凍えるようです。昔から、それぞれの地域には天候に関する言い伝えや知恵があったものですが、近年はあてはまらないことが多く、天候を読む難しさを痛感します。そんな中、今年はよい年にしようと家族一同、新年にあたり、心を新たにしているところです。どうか、今年も皆様と共に歩む一年でありたいと願っています。
 さて、2000年に就農した私共は、今年で10年目となりました。早いものです。最初は、病気や虫、草との戦いで、無農薬作りということの大変さばかりでした。黒星病の大発生で、皆無作となった4年目にはじめて農薬というものを使いました。3ヵ月毎日毎日一人で田んぼのひえ取りをし、私の人生これで終わるのかと思うといやになった時もありました。干ばつで田んぼがひび割れたり、長雨ですいかが全滅したり、毎年毎年失敗と苦労の積み重ねです。そんな中、トロトロの佐藤さんに巡り会えたり、一緒に有機農業をやっている同士の方々と話合うことができたり、こんな私の農業ライフを理解していただいたりしながら、今、小さな光ですが、進むべき方向が見えてきたので、がんばることができます。農業=自然から学ぶことはたくさんあります。微生物、腐植、生物の多様性、循環、自然環境、作ること、食べること、感謝すること、自分の人生、生き方等さまざまなことを考えます。目に見えないことが、目にみえることの数十倍大きいことを知らされます。目に見えないことを数十倍大切にしても、普通百姓は、目に見える収穫というもので判断されるものであります。10年目の節目の年、自分自身が少しでも向上できる年にしたいと、何事も前向きに取り組みたいと思います。
11:59  |  日記  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2010.01.17 (Sun)

パソコン教室

 昨日の午前、町で行っている無料のパソコン教室に行って来ました。昨年の暮れに友達に話したところ、やろうということになりました。今年こそ、エクセルを覚えようと思っています。この教室は、5年も前から、毎週土曜日にやっていたのですが、忙しくて、いけないと思っていました。しかし、このままでは、何年経ってもパソコンは覚えられないとわかり、冬場だけでもと友達をさそった次第です。
 講師の先生は、とてもわかりやすく私たちのレベルに合わせて教えてくれるので、苦手意識のある私でも、なんとなくやれそうと思いました。初日は、エクセルとは何かから始まり、簡単な計算までやりました。いずれは、集計表や顧客管理、作業日誌ができるようになりたいです。
16:32  |  日記  |  トラックバック(0)  |  コメント(1)

2009.12.30 (Wed)

今年も終わり

 2009年も、あと一日となりました。我が家にとって師走のこの月は、とてつもなく忙しい月です。年末の発送が、大きく3回、(定期の発送、ながいも発送、お正月野菜セットの発送)、それに入れる、切り餅、漬物、きなこ等の加工、小豆、黒豆の選別と寝る間もないほどの忙しさです。今年は、農作業が遅れ、12月の上旬に人参を掘り、雪の中23日からながいもを掘るという、強行スケジュールでした。幸い、ながいもを掘った3日間だけ、お天気に恵まれ、神業のようでした。昨日で、ようやく発送は終わりましたが、年内に作りたかったぼかしが、まだです。明日は、主人と二人でぼかし作りです。
 さて、今日うれしいことがありました。私の田んぼの先生であるトロトロの佐藤さんから、郵便が届きました。今日は、提出しなければいけない原稿があり、それを書かなければいけないので、読めませんでしたが、ありがたかったです。今年の不作を心配してのおたよりと思います。ありがとうございました。早く、読みたいです。
01:22  |  日記  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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