2011.04.01 (Fri)
みちよノート136
H23.3.30(水)
No,136
提携をしていて良かった
3月11日に起こった、東日本大震災では、多数の方が亡くなられ、避難されている大勢の方々のことを思うと、心が痛み、一日も早く普通の生活が戻ってくることを願います。私の周りにもこの震災で亡くなった方がいて、震災以来、悲しみに打ちひしがれています。お陰さまで、私たちはみな無事でしたし、田んぼや畑も残りました。今、ここに生かされていることに感謝し、人は生きている限り、何かしらのお役目がある、それを精一杯やることが、生きることだと強く感じました。
また、今回の震災で、原発の脆さが浮き彫りになりました。毎日目に見えぬ不安で、お過ごしの多くの方々のことを考えますと、ただちにこの原発を止めなければならないと思います。出荷規制がとられ、行き場を失った農産物を見ると、胸が締め付けられます。同じ百姓として、人事ではありません。特に青森県に住んでいる私どもにとっては、原発は身近な問題で、いつ同じような事態に遭遇するやもしれません。私たち百姓は、天地の恵をいただいて命を育むことがお役目だと思っています。特に有機農業を営んでいる私どもにとっては、日々の生活の中で、目に見える微生物から小さな虫、爬虫類、哺乳類、猛禽類に至るまで、人間を含めた全ての命の循環がこの畑で営まれていることを実感しています。これら全ての命を育んできたものは、土です。そこにお日様と雨が天からの恵として降り注がれ、命が生まれます。原発はこの命の原理に反すると思います。
さて、あの日以来物流がストップし、物不足観から買占めが始まり、世の中は非常に混乱したようです。私たちもガソリンがないのには困りました。いかに車に頼った生活をしてきたか反省させられます。そんな中、代表の笠森さんが、「私たちは、提携しているから、お米や野菜は備蓄があるし、スーパーに買いに走ることもなく、普通に生活をしている。」と話されていました。少しはお役に立っているんだなと感じました。
最後に今回の震災に際し、多くの方々から、心配の電話やFAX、はがきをいただきました。連絡がとれなくて、心配した方もいらっしゃったと思いますし、中には連絡を控えた方もいらっしゃったのではないかとも思います。こんなに心配してくださる方がいて、私たちは幸せです。本当にありがとうございました。お返事を返していないことをお詫び申し上げます。まずは、家族みな元気でいますことをご報告させていただきますと共に、今後も手を取り合って精一杯頑張りたいと思います。どうか、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます
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