2013.12.26 (Thu)
みちよノート162
H25.5.26(日)
No,162
過去2番目に遅い記録
大幅に遅れていた今年の開花は、平年より12日遅く、ようやく咲きました。(りんご研究所において)1967年からの観測開始以来2番目に遅い記録となったそうです。一般に1日遅れるごとに収穫時の1個あたりの重量は5g少なくなると言われています。今年は、50gから60g小さいりんごが多くなりそうです。我が園では、低温の影響で、モニリア病が大発生しました。摘み取り作業に時間がかかりましたが、昨日、ようやく畑を一巡することができました。モニリア病は、二次感染することもあり、まだ要注意です。また、これから黒星病の発生する時期になりますので、天候が回復し、病気がでないことを祈るばかりです。
18、19日と役員の方がお見えになり、畑や田んぼを見学されました。今年の天候の厳しさを実感されたことと思います。りんご園では、モニリア摘みをして頂きました。やはり、実際に体験して頂くのは、よいことだと思いました。
田植えは、6月に入ってからの予定です。これから、猫の手もかりたいほどの忙しさになります。
素晴しき出会い ~りんご研究所赤田さん、赤平さん~
近年、りんご研究所の方々には、ご縁があり、お世話になっています。昨年の秋は、役員の方が研究所を訪問し、勉強会をさせていただきました。また、枝が枯れていく病気がでて、赤平さんにきていただきました際は、私の思い描くりんご園を、語りました。彼は、何にも実がならないこの園を見ても、私の空論を笑うことなく、真摯に聞いていただき、とても、とてもありがたかったです。2月下旬に、研究所をお訪ねし、赤平さんに有機や無農薬りんご栽培について、お伺いしました。研究所でも、このような栽培に関心を持ち、品種改良や防除方法を研究しているようです。その中で、「無農薬が成功するかどうかは、買ってくれる人がいるかどうかで、決まる。このような農法は、世間が必要で認められてきてはいるが、一般市場に出した場合、市場の片隅に追いやられ、誰も見向きもしないりんごです。だから、買ってくれる人がいれば成功する。」という言葉が、とても印象的でした。
そして、つい先日、接木をするため、あおり25の穂木を頂きに、また、また伺いました。あおり25は、黒星病に対する抵抗性を持つ品種です。酸味はありますが、中生種で、貯蔵性に優れているということで、導入しようと思いました。全く何もしないというりんご園を見せて頂いたり、品種改良部長の赤田さんにもお会いし、お話することができました。お二人とも気さくな方で、後日、接木のやり方を教えに、休日わざわざ鰺ヶ沢に来て頂きました。これからは、研究所から様々なデーターを教えていただきながら、お互い良い方向に進んでいけたら良いと思いました。
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